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2009年6月 4日 (木)

柔らかさ

波乱が続く2009全仏オープン。

モンフィスの試合を2試合続けて見たが、なかなか面白い。表情などを見るとけっこう気合が入った顔をしているのだが、テニスは何かフニャフニャ(笑)している。
ロディックに勝った試合も見たが、ガチッと構えて打つロディックのほうが一見強そうだ。だがスタッツを確認すると、ウイナー、エースの数ともにモンフィスが圧倒している。

まあ勝ったのだから内容が良いのは当たり前だが、パッと見あのテニスでは相手のアンフォーストエラーが多くて勝ったように感じる。(いわゆるシコリ勝ち)
が実際はかなりのノータッチエース(サーブ、ストロークどちらも)を取っているのである。

息子がこのモンフィスのプレーを見て興味を示していた。
というのも監督から「試合では基本先に仕掛けず、相手に打たせてカウンターを狙え」といつも言われているからである。
息子は常々この指示に不満を感じていて、「自分は足も遅くて受けが弱いから、先に仕掛けないと勝てない」と言っている。

まあ今のところこの自己分析はおおむね当たっていて、仕掛けがうまく行った時は好成績を残している。
とすれば監督の指示は的外れなのか?あくまでも団体戦でのシングルス3的なテニスを求めているのだろうか。団体戦に出ようと思ったら監督に指示に従わないわけにはいかず、自分のやりたいプレーを封印して我慢するしかないのか?

そこらあたりのもやもやとした思いと、実際のプレーに折り合いをつけるヒントを、モンフィスのテニスに見つけたようだ。
何も考えずに見ると、打点を落としてつないでばかりいるように見えるが、相手のボールが少し甘くなると、すかさず攻撃しているのだ。決して単なるミス待ちのテニスじゃない。
しかも絶妙なドロップショットを混ぜるなど、相手の嫌がることを次々とやってくる。

息子は監督の言わんとしている事が少しだけ分かったような表情をしていた(様な気がする)。(笑)柔らかいテニス、なかなか良いじゃないか。

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